共生の庭:ふきの若葉が広がっています

「いわさきちひろ ぼつご 50 ねん こどものみなさまへ あれ これ いのち」の開催にあわせてつくられた小さな「共生の庭」は、春の訪れとともにすくすくと成長しています。

ころころしていたふきのとうは高く伸び、代わりに丸い形のふきの若葉が、あちらこちらで顔を出しています。地面を覆うように薄緑色の若葉が広がるようすは、絵本『あかまんまとうげ』(童心社)に描かれた一場面にそっくりです。絵本には、ふきの若葉でつくる「ふきごろも」というお菓子(ふきの砂糖漬け)が登場しますが、それはどんな味がするのでしょうね。

いわさきちひろ ふきの若葉『あかまんまとうげ』(童心社)より 1972年

「共生の庭」では、ふきのほかにも、わらびやサクラソウなど、昔からわたしたちの身近にあった植物を育てています。つい先日から、可憐なサクラソウの花が咲き始め、わらびも顔を出しました。ご来館の際には、日々成長していく「共生の庭」も、ぜひのぞいてみてください。

◆2024年3月1日(金)~6月16日(日)
いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ あれ これ いのち