初山滋 はるのはこび 1962年(ちひろ美術館寄託)

6/17(土)ギャラリートークを開催します。

6月17日(土) 、当館学芸員が開催中の展覧会の見どころなどをお話しする、ギャラリートークを開催いたします。企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」のギャラリートークは、今回が最後となります。どうぞお見逃しなく。

日時:6月17日(土)14:00~
参加費:無料(入館料別)
定員:15名
申し込み:当日10時より受付にて整理券をお配りします。

この連続する2枚の絵「はるのはこび」は、初山滋がイタリアの初期ルネサンスの画家サンドロ・ボッティチェリの「春」から想を得て描いた作品です。絵雑誌「こどものせかい」に初山自身による詩とともに発表されました。

初山滋 はるのはこび 1962年(ちひろ美術館寄託)

初山滋 はるのはこび 1962年(ちひろ美術館寄託)

いたりーの ひと ぼっちぇりが かいた 「はる」と いう うつくしい えがある
おおさむ こさむと まちどおしい はるを はやく こい はやく こいと まつ ひとへ
この えの すがたは しずかに しずかに せかいじゅうの ひとたちへ はるを はこぶ
わたしは このえの すがたを ―ぽっちり―と かりて
にほんの こどもたちへ ふゆを ちらし はるを おくろう

光や水、虹、軽やかにさえずる小鳥たち……。じっと留まるものではなく、きらめき揺らめくもの、移ろうもの、跳ね踊るものを得意とし、好んで描いた初山滋。企画展「没後50年 初山滋展 見果てぬ夢」は、一部作品を入れ替えて、9/9(土)~安曇野ちひろ美術館でも開催予定です。初山の描くきらめくような夢幻の世界へ、ぜひ足をお運びください。

◆春の展覧会(3/18~6/18)
没後50年 初山滋展 見果てぬ夢
ちひろ 光の彩(いろどり)

◆夏の展覧会(6/24~10/1)
谷内こうた展 風のゆくえ
ちひろ 子ども百景
※6/19~6/23は、展示替えのため休館いたします。