ちひろ美術館スタッフ「お気に入りの作品」⑦

臨時休館中のちひろ美術館(東京・安曇野)から、おうちで美術館を楽しんでいただける情報を発信しています。
約9,500点あるいわさきちひろの作品のなかから、ちひろ美術館のスタッフが、ひとりひとり「お気に入りの作品」を1点選び、作品への想いをリレー形式で語ります。

【ちひろ美術館スタッフ「お気に入りの作品」⑦】

いわさきちひろ 水玉模様のスカートの少女 1960年代半ば

何かに向かって走り寄る少女、その一瞬の動きを捉えた一枚。
18×12㎝の紙に描かれた小さな作品ですが、少し微笑んだ横顔、小さな指の形、子どもの体のフォルムなど、ちひろが描く子どもの魅力があふれています。「墨」と「朱」――限られた色数での表現に、ちひろの優れた色彩感覚を感じます。
展示で出品する機会が少ない幻の逸品です。(E.S.)

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次回は、ふたたびちひろ美術館・東京より、総務を担当しているK.T.さんの「お気に入りの作品」です。ちひろが描くあかちゃんの作品、みなさんのお気に入りの作品は何ですか?

次回は、ちひろ美術館・東京ブログよりお届けします。