いわさきちひろと出会う展覧会

安曇野ちひろ美術館と同時開催中の「ピエゾグラフによる わたしの好きなちひろ展」は、本展のためにリクエストを募り、構成した展覧会です。作品に寄せられたメッセージからは、ひとりひとりのちひろ作品との出会いや思いが伝わってきます。
このように多くの方の共感を呼び、愛され続けるいわさきちひろの作品は、どのように生まれたのでしょうか?

東京館で同時開催中の「ちひろの歩み―童画から絵本へ―」では、いわさきちひろの画業を丹念に追い、紙芝居や絵雑誌などちひろが手がけてきた仕事のほか、油絵などを紹介しています。作品とあわせて、展示資料からは、ちひろが歩んできた道が、子どもたちに質の高い作品を手渡したいという願いが高まった、時代の大きな流れとともにあったことにも思いが及びます。
いわさきちひろの作品の魅力と出会う展覧会へ、ぜひお越しください。

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ピエゾグラフによる わたしの好きなちひろ展
ちひろの歩み―童画から絵本へ—
https://chihiro.jp/tokyo/exhibitions/

(K.R.)

いわさきちひろ 顔を洗う男の子『ひとりでできるよ』(福音館書店)より 1956年