6/23(土)spoken words projectによるワークショップを開催しました

いわさきちひろ生誕100年「Life展」着るをたのしむspoken words project 関連企画として、2018年6月23日(土)、spoken words project を講師に迎え、服をリメイクするワークショップを開催しました。

今回行った渋紙に抜いた型を使う方法は、好きな形を自由に組み合わせられる「スクリーンプリント」という技法です。

型紙と色を選んで、スクリーンに染料を乗せ、スキージー(ヘラ)で刷り、ドライヤーで乾かす、という工程を繰り返しながら、服にプリントをしていきます。

「思わぬところに染料が垂れてしまったり、間違えたり、と不本意なことになっても、その生かし方などの対処法はありますから、すぐ声をかけてくださいね。」
との飛田正浩さん(spoken words project主宰)の言葉に、みなホッとした表情で取り組みました。


8か月のお子さんをおぶって作業したご夫婦や、他県から駆けつけた方など、小学3年生から大人まで16名が参加。
持参した服もTシャツやブラウス、スカートやストールとさまざまでした。
泥汚れがついてしまったお気に入りのTシャツにプリントした小学生もいました。

総評の際に飛田さんが選んだのは、一見、さらに汚れてしまったように見える男子学生のシャツ(下図右側)でした。

「きちんとすることだけが正解ではない。基本を知りながら、どこを基本からはずして自分のものにするか、とやってみるのもおもしろいですね」
と飛田さん。


もう着ない、着られないと思っていた服も、手をかけることで新たな1枚になり、再び“着るをたのしむ”ことができるのだと実感した3時間でした。

(T.K.)