春の展覧会紹介⑤ あそびの発達 その2

展覧会「あ・そ・ぼ」では、ちひろの絵からあそびの発達過程を紹介します。

図1 いわさきちひろ 垣根ごしにのぞく子ども 『となりにきたこ』(至光社)より 1970年

図2 いわさきちひろ 落がきをする子ども 『となりにきたこ』(至光社)より 1970年

あかちゃんのあそびの次は、他者に興味を持ち、近づくけれどいっしょにはあそべない段階(並行あそび/図1)を経て、他人と関わるあそび(社会的あそび/図2)へと発展します。
主人公のちいちゃんがとなりに引っ越してきた男の子と仲良くなるまでを描いた絵本『となりにきたこ』(至光社)には、まさにこの過程が表されています。
新たな視点でこの絵本を読み返してみても、おもしろいかもしれません。

※解説はその3に続きます。