安曇野ちひろ美術館10の魅力:⑩いわさきちひろの作品

安曇野ちひろ美術館は、今年開館25周年!

開館記念日である2022年4月19日(火)にむけて、カウントダウンとともに、
「安曇野ちひろ美術館10の魅力」をご紹介します。

●開館記念日まで、あと1日●
安曇野ちひろ美術館10の魅力:⑩いわさきちひろの作品

いわさきちひろ 緑の風のなかで 1972年

25年前、安曇野ちひろ美術館開館時に展示された作品です。
この少女のまわりには、なにも具体的なものが描かれていません。
この少女がどんなところに立っていて、だれといて、なにを考えているのか。
見る人が想像力を働かせることによって、ちひろの絵の世界はいくらでも広がっていきます。
ちひろの両親は、信州出身で、美術館のある松川村に住んでいました。
幼いころから信州を訪れていたちひろは、信州を「心のふるさと」と語っています。
この少女たちは信州にいたちひろ自身かも?と想像してみるのも楽しいですね。

安曇野ちひろ公園は、色鮮やかな若葉が芽吹き、新緑がまぶしいほどです。
北アルプスを臨みながら、芝生の上で春の風を感じてみませんか?
きっと、ちひろが描きたかった世界がもっと身近に感じられますよ。