ポーランドの絵本作家・イヴォナさんのイベント

5月10日~開催中の企画展「絵本『ブルムカの日記』原画展 - 子どもを愛した コルチャック先生 -」にあわせ、ポーランドの絵本画家、イヴォナ・フミェレフスカさんが初来日し、5月18日(土)・19日(日)の2日間イベントを開催しました。
(午前は、ギャラリートーク、午後は、ワークショップを行いました!)

ワークショップでは、絵本『ブルムカの日記』を、イヴォナさんと松川中学校の図書委員の生徒さんが、読み聞かせもしました。絵本のスライドを見ながら、ポーランド語と日本語に耳を傾けました。ポーランド語はわからなくても、イヴォナさんのその話し方や雰囲気から、作品に対する思いがしっかりと伝わってきました。

イヴォナさんの「コラージュ」(※1)作品は、原画で見ると、より繊細で美しく、立体感があります。今回は、『ブルムカの日記』に登場する孤児院の子どもたちが、現代に生きていたら、どのような日々を送っているか、どのようなものをあげたいかなどを想像し、「コラージュ」で作品をつくりました。

始めは、悩んでしまいなかなか手が進まないかたも……
でも、想像力豊かなとても素敵な作品がたくさんでき、
最後に、それぞれが作品について発表しました。

今回のイベントでは、コルチャック先生の教えの中でいきいきと生活する子どもたちを知り、子どもを尊重する姿勢と考え方の大切さ、日常の幸せを改めて実感する2日間となりました。

ご参加くださったみなさま、イヴォナさん、本当にありがとうございました。

※1 紙や布、立体物などさまざまな素材を組み合わせ、貼り付けて作品を描く技法。

(E.T)