モーリス・センダック『まよなかのだいどころ』のイメージ 1991年

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ちひろ美術館コレクション展 子ども

あそぶの大好き!世界の子どもたち

「Life」をキーワードにさまざまな企画に取り組む2018年、ちひろ美術館コレクション展では、「子ども」「いのち」「くらし」「人生」の4つのテーマで、世界の絵本画家たちの作品を紹介します。

3月からの本展では、あそびの情景を中心に「子ども」を描いた作品を展示します。
それぞれの地域や国、文化が異なるなかでも、あそびに興じる子どもの姿は世界共通のもの。子どもは、友だちや家族との楽しいあそびのなかで、多様な体験をし成長していきます。
夢中になってあそぶ子どもの姿は、生命力にあふれ、輝くいのちの象徴ともいえるでしょう。生きる楽しさや幼い日の記憶を呼び覚ます、世界の子どもたちを描いた作品の数々をお楽しみください。

あそびから世界の文化や社会が見える

イギリスのあそび歌をもとにしたヘレン・オクセンバリーの『きょうはみんなでクマがりだ』(習作)、熱帯雨林で動物のクスクスを追いかけるマーロン・クェリナドの『原生林で育って』、烏の小学校を舞台に自閉症の子どもとの交流を描いた田島征彦の『ふしぎなともだち』など、世界の絵本画家たちが描くあそびの情景からは、さまざまな国や地域の多様な文化や、今の子どもたちを取り巻く社会状況が見えてきます。

ヘレン・オクセンバリー 『今日はみんなでクマがりだ』(習作)1989年

空想あそびは自由自在!どこへだって行ける、なににだってなれる

子どもは、ごっこあそびや空想してあそぶことが大好きです。パン生地でできた飛行機が宙を舞うセンダックの『まよなかのだいどころ』、寝室のベッドが大海原に浮かぶ舟に変わるクラウス・エンヅィカートの『4人の子ども、世界をまわる』、長新太の『ゆうちゃんとへんてこライオン』には変身できるライオンが登場します。空想力が生み出した不思議なあそびの世界へご案内します。

長新太『ゆうちゃんとへんてこライオン』(小学館)より 1995年