「いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ あ・そ・ぼ」(3/1~6/2)

3/1から始まる「いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ」は、展覧会ディレクターにplaplaxの近森基さんと小原藍さんをお迎えしています。
plaplaxは、2018年「いわさきちひろ生誕100年『Life展』あそぶplaplax」にて、触れた画材からちひろの絵が音楽とともに飛び出す「画机のあそび場」や、子どもたちが遊びながら絵本の世界を楽しめる「絵本を見るための遊具」など、見て、触れて、体をいっぱいに使ってちひろの作品を体感する展覧会を手がけました。

「いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ」の開催にあたり、plaplaxのおふたりから寄せられたメッセージをご紹介します。

無垢な子どもたち、美しい自然、平和への願い。
これらは、ちひろさんが生涯を通して描いたテーマです。
没後 50 年にあたる1年間、改めてこのテーマと向き合おうとしたとき、<科学の目>を通してみることを考えました。とはいえ難しい知識や情報を駆使するわけではありません。目の前のものの”ありのまま”をよく見て受け止め、そこから出発する。科学の目は、特別な人が難しいことを考えるためのものではなく、だれもが見慣れた風景を、新たな発見にあふれた豊かな世界に変化させるまなざしだと思ったのです。本来子どもたちは、そんな風に世界を見つめているかもしれません。
会場で作品を見たり触れたり、体を動かしたり。子どもも大人も「わあ!これはなんだ?」とわいわいいっしょになって進んでいく。そんな展覧会のあり方を目指しました。

「いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ」は、1年をとおして、いわさきちひろの絵とともに、plaplaxによるインタラクティブな作品を体験できる展覧会でもあります。3/1開幕の「いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ あ・そ・ぼ」では、2018年に展示した「絵本を見るための遊具」と「絵の具の足あと」を再展示します。
これらに加え、新作も登場しますので、どうぞご期待ください。

plaplax 絵の具の足あと 2018年

plaplax 絵本をみるための遊具 2018年 撮影:森本菜穂子

◆2024年 展覧会のご案内
3月1日(金)~6月2日(日)
いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ あ・そ・ぼ

6月8日(土)~9月1日(日)
いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ みんな なかまよ

9月7日(土)~12月1日(日)
いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ あれ これ いのち

https://chihiro.jp/2024kodomo/