ちひろのことばを紹介します④
子どもと仕事、どっちも犠牲にしたくなくて この十年を夢中で過ごした。
いわさきちひろ 1960年
1950年、ちひろは松本善明と結婚し、翌年には長男・猛が生まれます。ちひろと善明は、結婚に際して5ヵ条の「結婚誓約書」を交わしました。
一、人類の進歩のために最後迄固く結びあって斗(たたか)うこと
一、健康的な生活をすること
一、お互の立場を尊重し、特に藝術家(芸術家)としての妻の立場を尊重すること
一、建設的な財政を實行(実行)すること
一、土曜日に以上の事を点検すること
家事や育児を行い、ときに家計を支えながら、画家の仕事を続けることは並大抵のことではなく、日記「わが愛の記録」に苦しい心境を書き記すこともありました。多忙な日常のなかでも、家族の存在は、ちひろの創作を支えるものとなります。
◆現在開催中のちひろ展では、ちひろが生前に遺したことばと絵を合わせて展示し、ちひろの人物像や創作の軌跡を紹介しています。こちらでも、その一部をご紹介します。
◆5/15(金)~7/20(月・祝)初夏の展覧会
いわさきちひろ「とても素朴なんだけれど たいせつなもの、それが絵本の中にはあるんです。」
ちひろ美術館コレクション 魔法の絵本=絵本の魔法

「ずいそう 子どもと仕事」より「保育」(ひかりのくに昭和出版)

右から ちひろ、猛、善明 上井草の家の建設予定地にて 1951年
SNS Menu