「ちひろ美術館セレクション 2010→2021 日本の絵本展」出展絵本のご紹介㉗

『ぼくのふとんは うみでできている』

ミロコマチコ・作 あかね書房 2013年刊

ときには海、ときには猫、ときにはパンでできているぼくのふとん。ザーンザーンと波の音、にゃあにゃあと猫の鳴き声、そしてふかふかパンの良い香り。ある晩には、ぞうさんといっしょに眠ることに。おおらかな筆致による青と黄を基調とした強い対比の色と重なり、夜の夢と朝の光のなかの現実を超えて、イメージが五感を刺激します。

ちひろ美術館・東京にて開催中の「ちひろ美術館セレクション 2010→2021 日本の絵本展」。2010年代以後を象徴する日本の絵本30冊が一堂に会する本展にあわせて、出展絵本を会期中毎週ご紹介していきます(作家五十音順)。展覧会とあわせて、お楽しみください。

◆2023年10月7日(土)~2024年1月14日(日)
ちひろ美術館セレクション 2010→2021 日本の絵本展
いわさきちひろ やさしさと美しさと

※2023年12月28日(木)~2024年1月1日(月)は、年末年始休館となります。