ちひろの猫たち

本日2月22日は「にゃんにゃんにゃん」、猫の鳴き声のような日付ですね。
こちらの作品「うちのにゃあにゃ」は、ひとみの色が左右で異なっています。「オッドアイ」と呼ばれるこれらの猫は、希少なため幸せを呼ぶとされています。ちひろはこのことを知り描いていたのかもしれません。

いわさきちひろ 「うちのにゃあにゃ」(部分) 『あかちゃんのうた』(童心社)より 1971年

いわさきちひろ 「うちのにゃあにゃ」(部分)
『あかちゃんのうた』(童心社)より 1971年

ちひろは、子どものころから結婚するまで絶えず猫を飼っていました。名前は、八千代、おさき、リリー、タンポポ、バモ、オバーモ。ちひろの作品には、よく見ると猫がさりげなく描かれているものが数多くあり、それぞれ個性豊かに描きわけられていることがわかります。猫とともに暮らしたちひろの、あたたかな視線まで感じられるようです。(K.R.)

*ちひろ美術館・東京は、2023年1月16日(月)~3月17日(金)まで、館内整備のため冬期休館中です。

◆次回展のご案内 2023年3月18日(土)~6月18日(日)
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