ちひろの絵本づくり『ことりのくるひ』①

ご自宅でも美術館を楽しんでいただけるよう、HPブログと各SNS(FacebookTwitterInstagram)で開催している「エア美術館」。
今回は、ちひろが手がけた絵本『ことりのくるひ』をご紹介していきます。

 

【ちひろの絵本づくり『ことりのくるひ』①】

開催中の展覧会ちひろ いのちを見つめて
安曇野ちひろ美術館の展示室2では、小企画として、『ことりのくるひ』(至光社)にみるちひろの絵本づくりをご紹介しています。

絵本『ことりのくるひ』は、1968年から毎年1冊ずつ制作された至光社の絵本シリーズの4作目にあたります。ちひろはこのシリーズを「絵本づくりの実験劇場」と称し、編集者・武市八十雄に導かれ、新しい試みに挑戦しています。

大胆なトリミングや、印刷段階での合成など、ちひろが本作で挑戦した試みを、細部まで見ていきましょう。

『ことりのくるひ』 出版年:1972年 出版社:至光社