『とんすけとこめたろう はじめての松川村』発刊記念会

みなさま、寒い日が続きますが、いかがお過ごしですか? 
2014年も、ちひろ美術館をどうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、先日、「松川村暮らしと行事食を伝える会」(以下「伝える会」)と武蔵野美術大学(以下ムサビ)の「安曇野松川絵本プロジェクト」による『とんすけとこめたろう はじめての松川村』完成発刊記念会がすずの音ホールで開催されました。

プロジェクトに関わったみなさまをはじめ、約60名の方が参加し、絵本の完成を祝いました。
この絵本は、松川村に伝わる昔話の鬼がモデルの「とんすけ」と村の米文化の象徴「こめたろう」が、正月、お盆、秋祭り……、村の行事とまつわる食を体験しながら、1年を過ごす物語。絵本を通して、松川村の1年を知ることができます。絵本に登場する行事食のレシピ本も同時発刊。


(記念会には絵本に登場した行事食が並びました)

調査もふくめ、足掛け4年をかけたという「伝える会」のみなさんの、村の伝わる行事や行事食を子どもたちに伝えたい、残していきたいという思いが込められた絵本です。学生たちもこの2年余り、何度も松川村に足を運び、「伝わる会」のみなさんと一緒に絵本をつくりあげてきました。



(プロジェクトメンバーの学生たち。記念会ではみなで朗読も。)

サマースクール*での村とムサビの長年のつながりがきっかけで始まったこの絵本プロジェクト。絵本が完成し、感慨深く、とてもうれしく思った発刊記念会でした。
(*「食」がテーマの2011年サマースクールのブログはこちら→http://www.chihiro.jp/blog/azumino/date/2011/08

なお、この絵本とレシピ本にご興味のある方は、松川村公民館までお問い合わせください。

(A.Y)