中国の絵本画家展開催中です

10月に入り、公園の木々の葉も少しずつ色づきはじめました。

秋の安曇野ちひろ美術館では、日中国交40周年を記念し、中国の絵本画家展を開催しています。
現代の中国絵本界を代表する、武建華、蔡皋、于大武、朱成梁、周翔、姚紅、熊亮の7人の画家、約60点の作品を紹介する充実の展示です。

中国伝統の水墨画を思わせる大きな作品(一番の若手1975年生まれの熊亮の作品。何が描かれているかは、実際の作品をぜひ!)や、9月に日中同時刊行された于大武の『北京 中軸線上につくられたまち』、中国のお正月を描いた朱成梁の『チュンチエ』・・・・・・、ここでは魅力を語りきれないので、展示室でじっくり、ゆっくり、ご覧ください。(写真①・②)

中国の子どものための絵雑誌の資料展示や、近年徐々に出版が増えつつある中国の作家・画家によるオリジナル絵本を手にとってご覧いただけるコーナーも。(写真③)

各画家のプロフィールパネルには、展覧会に寄せていただいたメッセージから言葉を紹介しています。画家自身の言葉には、絵本や子どもたちへの熱い思いが感じられます。(メッセージの全文は、展覧会パンフレットに掲載しています)(写真④)

カフェの展示関連メニュー「花咲くジャスミン工芸茶」(写真⑤)でほっとひといき、のんびりするのもおすすめです。

また、11月3日(土)の文化の日には、特別イベント「ギャラリートークと原語で楽しむおはなしの会」も開催予定。展示絵本の中国語での読み聞かせを楽しむひととき。もちろん、日本語でもあわせて読みますのでご心配なく!

……といろいろご紹介しましたが、なによりも、この展覧会や絵本を通して、日中両国のよりよい理解と交流が深まるきっかけとなれば、とてもうれしく思います。

みなさまのご来館、心よりお待ちしています。 (A.Y)