「ちひろの生まれた家」記念館(福井県)「いわさきちひろ 生誕地・武生 ピエゾグラフ展 おいしいちひろ」
「ちひろの生まれた家」記念館(福井県)では、1年に4本の展覧会を開催しています。
9/16(土)からは、食欲の秋にちなんで「いわさきちひろ 生誕地・武生 ピエゾグラフ展 おいしいちひろ」を開催中です(~11/27)。
旧制高等女学校の教師で家事を教えていた母・文江の影響もあり、ちひろの料理の腕前はかなりのものでした。
戦後の食糧難の時代でも、たんぽぽの芽や蕗の薹を入れた彩り豊かな野草弁当を作り、後に夫となる人にはサンドイッチをふるまっています。ひとり息子のおやつにはフルーツゼリーやプリン、焼きりんごなどを手づくりしました。また、夏には水羊羹に庭の南天の葉を、秋ならフルーツケーキに紅葉を添えるなど、四季の変化とともに、「食」を体全体で味わい、楽しんでいました。
本展では、なにげない日常にある食事の時間やたわわに実った果実など、ちひろが描いた「食」にまつわる作品とともに、季節の移り変わりを感じる作品も紹介します。ちひろの絵で、実りの秋をお楽しみください。
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