建築を学ぶ若者たち

建築やインテリアを学ぶ学生約100名が来館。
毎年、来てくださっている専門学校です。

解説のなかで、設計者である建築家・内藤廣氏の言葉も交えながら、
外のエントランスから三角屋根と大洞山が重なって見えることや、
天井や床材、壁の原料などに地域の素材をふんだんに使っていること
などをお話しをすると、皆さん熱心にメモを取りながら聞いてくださいました。

「閉館後、暗くなってからの照明がきれいなんですよ!」と何気なく言った言葉に、
日が落ちるころまで、ちひろ公園で待ってくれていた3名の学生さんたちが!
解説のあと、熱心に質問をしてきてくれた学生さんでした。

19時、あたりが夕闇に包まれるころに、エントランスの照明を点灯。
待っていた学生たちはいっせいにカメラのシャッターを切り、
その光景を写真におさめて、帰路に着きました。

公園で待っている間に描いていたという、美術館外観のスケッチを見せてもらいました。

いつの日か、素敵な建築を手がける建築家になって、
再びこの美術館を訪れてほしいと思います。
そして、学生時代のこの日のことを、少しでも思い出してもらえると、うれしいです。
(R.M)