「ちひろ美術館セレクション 2010→2021 日本の絵本展」出展絵本のご紹介⑯
『つちはんみょう』
舘野 鴻・作 偕成社 2016年刊
4000個の卵からかえった幼虫が4日間の寿命のなかで、寄生するためにヒメハナバチの巣をめざします。たどりつけた幼虫はたったの2匹ですが……。観察に8年を費やし、小さな虫の世界で繰り広げられる驚きの生態を描き出しています。鳥や虫の視点から、ハチの体毛や花粉の粒にいたるまで緻密に描写して、生命の神秘に迫っています。
ちひろ美術館・東京にて開催中の「ちひろ美術館セレクション 2010→2021 日本の絵本展」。2010年代以後を象徴する日本の絵本30冊が一堂に会する本展にあわせて、出展絵本を会期中毎週ご紹介していきます(作家五十音順)。展覧会とあわせて、ご覧ください。
◆2023年10月7日(土)~2024年1月14日(日)
ちひろ美術館セレクション 2010→2021 日本の絵本展
いわさきちひろ やさしさと美しさと
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