いわさきちひろ バラと髪にかんざしを飾る晴れ着の少女 1960年代後半以降

今日は成人の日

新成人のみなさま、ご家族のみなさま、おめでとうございます。

◆成人の日特典(~3月末)
新成人の方は、3月末まで入館無料、いわさきちひろの文章「大人になること」を載せたカードを寿ぎにお贈りしています。
※対象は、新成人ご本人に限ります。
入館時に生年月日(2002年4月2日から2005年4月1日までに生まれた方)を確認できる証明書をご提示ください。

「人はよく若かったときのことを、とくに女の人は娘ざかりの美しかったころのことを何にもましていい時であったように語ります。けれど私は自分をふりかえってみて、娘時代がよかったとはどうしても思えないのです。-中略―
若かったころ、たのしく遊んでいながら、ふと空しさが風のように心をよぎっていくことがありました。親からちゃんと愛されているのに、親たちの小さな欠点が見えてゆるせなかったこともありました。
いま私はちょうど逆の立場になって、私の若いときによく似た欠点だらけの息子を愛し、めんどうな夫がたいせつで、半身不随の病気の母にできるだけのことをしたいのです。
これはきっと私が自分の力でこの世をわたっていく大人になったせいだと思うのです。大人というものはどんなに苦労が多くても、自分のほうから人を愛していける人間になることなんだと思います。」
いわさきちひろ 「大人になること」(抜粋) 1972年

「大人になること」の全文はちひろ美術館公式サイトでご紹介しています。
◆大人になること

◆ちひろ美術館・東京は、1月9日(月・祝)は開館し、翌1月10日(火)は振替休館いたします。
We will open on Monday, January 9th because it is a national holiday, and we will be closed the following Tuesday, January 10th. Please check our website for further details.

いわさきちひろ バラと髪にかんざしを飾る晴れ着の少女 1960年代後半以降