豊岡市立日本・モンゴル民族博物館(兵庫県)「ピエゾグラフによる赤羽末吉「スーホの白い馬」展」

7月15日(土)より、豊岡市立日本・モンゴル民族博物館(兵庫県)にて「ピエゾグラフによる赤羽末吉「スーホの白い馬」展」が開催されます(~8/22)。

『かさじぞう』をはじめ、今も読み継がれる多くの絵本を描いた赤羽末吉(1910~1990)。22歳のときに旧満州(現・中国東北部)へ渡り、1943年に取材旅行で訪れた内蒙古(現・中国内モンゴル自治区)の壮大な風景に感動した赤羽は、そこで目にしたものを大量の写真やスケッチに収め、戦後、荷物に忍ばせて日本へと持ち帰ります。これらの資料をもとに描かれた絵本『スーホの白い馬』は、小学2年生の国語の教科書にも掲載され、絵本出版から半世紀がたつ今もなお、日本中の子どもたちに読み継がれています。

「ピエゾグラフによる赤羽末吉「スーホの白い馬」展」では、ちひろ美術館が所蔵する絵本『スーホの白い馬』の全場面を、ピエゾグラフで紹介します。赤羽が描いた雄大なモンゴルの草原へ、想いを馳せてみませんか?

豊岡市立日本・モンゴル博物館では、8月24日(木)から「~モンゴル人絵本作家による~『モンゴル大草原800年』原画展」が開催されます(~10/31)。ちひろ美術館のコレクション画家でもあるバーサンスレン・ボロルマーさんの絵本原画が展示されますので、次回展もどうぞお楽しみに。

◆豊岡市立日本・モンゴル民族博物館(兵庫県)の詳細はこちら

◆展覧会チラシはこちら

*ピエゾグラフとは:作品の色合いや風合いをデジタル情報として保存し、最新技術による耐光性のある極小インクドットで精巧に再現した作品。