「こどものとも」
1956年刊行の「こどものとも」(福音館書店)。毎月書きおろしの新作絵本を頒布するという世界でも類を見ない試みであり、60年以上を経た現在でも多くの方が手に取られています。
「こどものとも」12号『ひとりでしようよ』、16号『みんなでしようよ』(いずれも1957年刊)では、童謡詩人の小林純一と画家のいわさきちひろが起用されました。この2冊はちひろにとっても初めての絵本の仕事でした。当時5歳になる息子やその友達をモデルに描いた子どもたちの姿には、母親の眼差しが感じられ、子どもを描ける画家としても評価を高めました。
※2019年7月28日(日)まで開催中の展覧会
「ちひろが描いた日本の児童文学」にて展示中です。
(K.R.)
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