「瀬川康男遺作展 -輝くいのち-」開催中!

昨年2月、惜しまれつつ77歳で亡くなった瀬川康男さんの遺作展が開催してから
早くも2週間が経ちました。
美しいものを熱心に探求し、自分の絵を深く掘り下げていった瀬川さん。
本展では絵本原画やタブロー、版画、スケッチなど146点を展示し、
初期から晩年までの画業の変遷を紹介しています。


第1回BIBグランプリを受賞した『ふしぎなたけのこ』の原画も展示中です。
ぐんぐん大きくなっていくたけのこ、駆け出す村人たち……
物語のスピード感を、絵でみごとに表現しています。

古版本に魅了されていたころに作った手書き本も展示しています。
専用の秩までついて、工芸品のような美しさです。

後期のタブロー「桃色のふくろう」です。
色彩と線が果てしなく重なって、じっとみていると絵のなかにひきこまれそうです。
生を営むあらゆるもの……そのいのちの根源まで描きぬこうとした
深く大きなその画業を、じっくりご覧いただけたらと思います。

新刊本のお知らせもあります。
講談社より待望の画集『瀬川康男画集 いきとしいけるもの』が
刊行されました。
迫力の大型本、技法まで詳しく紹介された充実の内容です。


絵葉書やクリアファイル、マグネット、額絵と
ちひろ美術館でしか手に入らないグッズもたくさん!
展覧会をみたあとには、ぜひミュージアムショップにもお立ち寄りください。
(詳しい商品情報は後日、ミュージアムショップの担当からお知らせがあります!)
(F.U.)