1/18(土)ギャラリートークを開催します。

1/18(土) 、当館学芸員が開催中の展覧会の見どころなどをお話しする、ギャラリートークを開催いたします。「いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ みんな なかまよ」のギャラリートークは今回が最後となります。どうぞお見逃しなく。

【日時】1月18日(土)14:00~
【参加費】無料(入館料別)
【対象】どなたでも
【申し込み】不要(参加自由)

ベトナム戦争が激化していた1973年、ちひろは病をおして絵本『戦火のなかの子どもたち』を完成させました。戦火の恐ろしさ、辛さ、苦しさの描き方は千差万別ですが、ちひろはこの絵本に、傷つき倒れる人の姿や、おそろしい爆撃や瓦礫のようすを描きませんでした。
「戦場にいかなくても戦火のなかでこどもたちがどうしているのか、どうなってしまうのかよくわかるのです。」ちひろは、昨日と同じように遊び、同じようにお母さんの帰りを待つ、ただその日常が当たり前ではなくなった子どもたちの姿を淡々と描きました。

いわさきちひろ 焔のなかの母と子『戦火のなかの子どもたち』(岩崎書店)より 1973年

『戦火のなかの子どもたち』の展示室は、こんな問いかけで締めくくられています。

ねがういがいに できることは なんだろう? What can we do other than wish?

◆2024年10月12日(土)~2025年1月31日(金)
いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ みんな なかまよ