学芸員による「あれ これ いのち」展 見どころ紹介②

(上の写真:【所靖子(絵本ナビ)】)

展覧会紹介② plaplax さん!

 

今年の「いわさきちひろ ぼつご 50 ねん こどものみなさまへ」、の全ての展覧会には、アートユニットのplaplaxがディレクターとして、全面的に関わってくださっています。2018年の「いわさきちひろ生誕100年『Life展』あそぶ plaplaxにおいて、初めてちひろ美術館とコラボし、その作品は来館者や私たちをとりこにしました。

それから6年。「あれ これ いのち」展では、3つの作品を出展しているだけでなく、ディレクターとして、さまざまなアイディアを提案くださいました。

こちらが近森さん(安曇野ちひろ美術館にて)

そして、こちらが小原さん(同じく安曇野ちひろ美術館にて)。

赤い服を来た女の子は?!特別出演者?のお嬢さんのあおちゃんです。。

展示室1にある、「あちこちスケッチ」は、何度か投稿で既にご紹介していますが、plaplaxさんがちひろの線画のおもしろさに魅了されたといっていたことがわかる作品です。一見地味なペンや墨で描かれた小さな生きものたちが、参加者の描いた線から飛び出す、という驚きがあります。カエルだったら、カエルの鳴き声も聞こえるというのもなかなか。

 

展示室4のWater Pocketは、まるで水の上を動いている気分になり「ゲンゴロウ」になったよう、という人もいましたよ。

water pocket

 

同じく展示室4のOn the Stump は、直訳すると「切り株の上で」で、今回は展示にあわせて、来館者がつくった草葉の「生きもの」が、木の上でまるで、いのちをもったように動く仕組み。(どうして動くのかな?)なつかしい草葉遊びを思い出すのか、子どもだけでなく、大人の方にも人気です。この部屋では、ほかにもひとりでも、誰かといっしょでも行える「ワーク」がいくつか用意されています。

こどものみなさまは、そのままで、大人の方は、子どもにかえって、plaplaxさんの手がけた作品や展示をお楽しみください。

彼らのインタビューが絵本ナビ内の記事になりました。こちらもぜひお読みください!https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=2467