いわさきちひろ マフラーをした少女 1970年頃

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いわさきちひろ生誕100年「Life展」

みんないきてる 谷川俊太郎

―いきてるってなんだろう

詩人の谷川俊太郎は、16歳のときから詩を書き始め、対象の本質をするどく作品に取り入れるその力には圧倒的なものがあります。今までに書かれた膨大な数の詩には森羅万象が含まれ、無限の広がりが感じられます。
一方で、いわさきちひろの絵には子どもや草花、小鳥など、身近にある小さないのちの愛しさ、尊さがうたわれています。
異なる個性をもつ谷川の詩とちひろの絵とを組み合わせ、あらゆるものに息づくいのち、たえず変化していく宇宙に耳をかたむけます。

展覧会の見どころ

〈ちひろと谷川俊太郎の詩画集刊行!〉

谷川がちひろの描いた子どもの絵によせて、新たな詩をつくりました。ふたりの詩画集『なまえをつけて』(講談社)が本展にあわせて刊行されます。谷川の詩によっていのちが吹き込まれ、ちひろの描いた子どもたちがいきいきとおしゃべりをはじめます。

〈生前のちひろと谷川のコラボ「みち」原画初展示〉

谷川の連作詩「みち」が1973年から1974年にかけて新聞に初めて連載されたとき、絵を描いたのがちひろでした。連載の途中でちひろが体調を崩し、別の画家に交替しましたが、遺された6点の原画を詩とともに初めて展示します。

〈ちひろと谷川とあなたでつくる新作詩〉

会期中に展示するちひろの絵を見て投稿された「ことば」をもとに、谷川が会期中に新作詩を発表します。ぜひあなたも詩に参加しませんか?

谷川俊太郎からのメッセージ

ちひろさんの子どもたち

ちひろさんの子どもたちは
あかんぼのようにまっさらで
大人よりいっしょけんめい考える
女の子はいつもすっぴん
男の子は戦争がきらい

ちひろさんの子どもたちは
手足のびのびいっぱい遊ぶ
昼間は本を読む 夜は宇宙を読む
友だちには子どもだけでなく
おじいさんやおばあさんもいる

ちひろさんの子どもたちは
悲しいときは堂々と泣く
怒っても悪口はいわない
うれしい時はみんなと笑う
花や小川や紋白蝶もいっしょに

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