報道写真家・石川文洋 平和を語る

報道写真家として、ベトナム戦争や沖縄の状況を伝えてきた石川文洋さんのドキュメンタリー映画『石川文洋を旅する』の上映と講演会を開催(松川村9条の会共催)。故郷である沖縄、そして戦場での体験についてお話を伺いました。

「非戦70年というが、日本は基地を提供することでベトナム戦争に加担していたことは確かだ」
「フェンスを張り巡らされた今の沖縄が、かつてのベトナムと重なる。戦争に巻き込まれるのは民間人。今の日本にはその危険性があるのではないか」
「生きていれば、きっとそれぞれにいろんな人生や夢があったはず。戦争によって、大切な命のつながりを絶やしてはいけない」。

穏やかな口調で語る現在77歳の石川さん。しかし、その言葉からは、死と隣り合わせの状況でたくさんの命と向き合ってきた戦場カメラマンだからこその、強い思いが伝わってきました。
「ベトナムと沖縄は、私にとって一生のテーマ。体が動く限り、撮影を続けていきたい」
と語る姿から、信念を感じました。そして、わたしたちがちひろの作品を通して“子どものしあわせと平和”を伝えることの責任を改めて実感しました。(畔栁彩世)

その時のようすの一部を安曇野ちひろ美術館公式 Facebookページでご覧いただけます。
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