絵を大きく見せることの面白さ

絵を大きく見せることの面白さを伝えたいという高畑勲。

現在開催中の「高畑勲がつくるちひろ展 ようこそ!ちひろの絵のなかへ

ではさまざまな作品を拡大展示しています。

高畑は
「大きくすると小さい部分が味になることもある。
大きくすると細部が見えてくる。
絵の世界に入り込むことができる。」
と語っています。

拡大された作品の1つ「落がきをする子ども」は、原画のおよそ6.6倍にて展示。

作品の前に立つと、パステル画の顔料がそこに付着しているようです。

そして、実際にそこに子どもたちがいて、自分がその場に居合わせたかのような感覚を覚えました。

みなさんも、高畑勲がつくったいわさきちひろの世界、
ぜひご自身で感じて楽しんでくださいね。

いわさきちひろ 落がきをする子ども 1970年 / ChihiroIwasaki , The Children Scribbling on the Wall , 1970 『となりにきたこ』より

そして、今期の撮影スポットは、ずばり「いわさきちひろ」本人。
ちひろの絵の中に入って能動的に絵とかかわったあとは、ちひろと記念撮影はいかがでしょう?

(I.H.)