「ちひろと香月泰男」展 開催中!
当館では、昨年の安曇野ちひろ美術館での展覧会に引き続き、
「ちひろと香月泰男―母のまなざし、父のまなざし」を開催中です。
昨年、生誕100年を迎えた香月泰男(1911~1974年)は、
シベリア抑留での体験を描いた「シベリヤ・シリーズ」で知られる画家です。
家族を愛し、平和をかけがえのないものとして描き続けたちひろと香月。
作風は大きくちがいますが、並んだ作品からは、
ほぼ同じ時代を生きたふたりの画家の共通する思いが見えてきます。
(展覧会の詳細はこちら)
安曇野での「ちひろと香月」展とは異なる、ちひろの作品がご覧いただけます。
展示室1は、「母のまなざし、父のまなざし」「戦争」をテーマにした作品が並びます。
“好きなちひろの絵”として常に上位に選ばれる人気の作品、
ちひろの母子像の代表作「母の日」も今回、出品中!
香月泰男の「父と子」(右)と並んで飾られています。
展示室2は、「小さきものへのまなざし」「家族への想い」をテーマにした展示です。
犬や猫、小鳥、虫、季節を彩るさまざまな草花……種類はどのくらいわかるでしょうか?
絵のなかに描かれた「小さきもの」たちに、会いにきてください。
ふたりの絵の作品のほかに、香月の手づくりのおもちゃや家族へあてた葉書(複製)、
ちひろが書いた「たけしの子守唄」など、家族への愛情にあふれた資料の数々も。
香月泰男の手づくりおもちゃ。
なんともほほえましい「犬の家族」。
子どもを見つめる親のまなざしは、人も犬も同じ?
展示室3では、絵本『あかちゃんのくるひ』の原画、
雑誌「ミセス」に連載され後に単行本化された
『育児駆出しの記』のカットを展示しています。
またミュージアムショップでは展示にあわせて出版された
『母のまなざし、父のまなざし―いわさきちひろと香月泰男』を販売中です。
図録として、展覧会の記念にぜひどうぞ!
会期限定で香月泰男の画文集、クリアファイル、ポストカードなども扱っています。
ぜひ、この機会にお求めください。 (Y.M.)
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