「ちひろ 心のふるさと 信州」学芸員のみどころ②  ちひろが親しんだ信州の味覚

信州を代表する食べ物といえば、そばやりんご。
ちひろの母方の祖母はそば打ちの名人であり、ちひろ自身もそば好きだったようです。
立ち食いそばについて「あの、ゴムを食べているような感じはどうもそばというものとはちがうわね。」と話しました。1951年からヒゲタ醤油の広告の仕事をしていたこともあり、ちひろはそばを食べる少年少女をたびたび描いています。
「信州のおばあちゃまからおくられた りんごと柿」とメモが残された、東京の自宅で撮影された写真からは、東京にいても信州の味覚を日常に迎え、楽しんでいたことがうかがえます。

 
作品:そばを食べるフリルスカートの女の子 1964年
写真:東京・練馬の自宅にて 1957年