ちひろが愛したピアノ

ちひろ美術館・東京内に再現されたちひろのアトリエには、ピアノが大切に置かれています。

もともとは、息子・猛のためにちひろが用意したピアノでしたが、いつしかちひろが仕事の合間に弾くようになり、近所の方たちとのコーラスで伴奏をすることもあったといいます。少女時代からピアノやオルガン、クラシック音楽に親しんでいたちひろは、指がもう少し長ければショパンが弾けるのに、と語っていました。

ピアノを弾くちひろ　1963年

ちひろが愛したこのピアノは、ある方の「ちひろさんが、いつでも弾けるように」というご厚意によって、毎年調律されています。

◆いわさきちひろについて

(K.R.)