絵本カフェ おいしい!ニューズレター
いよいよ春がやってきました。
あたたかな日差しとともに、新鮮な「おいしい!」を、からだにたくさん取りこみましょう。
ちひろ美術館・東京 えほんカフェ、この春一番のおすすめメニューをご紹介いたします。
●チェコのお菓子 ターチュ
「ターチュ」聞きなれない名前ですね。実はチェコの人々が親しんでいる焼き菓子です。
焼き菓子といってもハード系ではなく、ヨーグルトを加えた生地に好みのフルーツをのせて焼き上げるしっとりとしたお菓子。
ちひろ美術館・東京では、3月から企画展として、チェコの女性アーティスト、クヴィエタ・パツォウスカー展を開催しています。
展示にちなんで、なんと、このチェコの焼き菓子「ターチュ」がスペシャルメニューとして登場しました。フルーツはブルーベリーとアプリコットを贅沢に使い、甘さを控えて軽い味わいのお菓子に仕上げています。
この機会に、パツォウスカーの故郷、チェコのお菓子「ターチュ」を、ぜひご賞味ください。
~ターチュのメニューアップ秘話~
絵本カフェでも、パツォウスカー展にちなんだメニューをお出ししたい!との一念から、
昨年の暮れにチェコセンターからチェコのお菓子の情報をいただき、レシピを探しました。
その後、カフェスタッフが自宅で試作を重ねます。
本場のターチュの食感や味わいって、こんな感じ?・・・不安がいっぱい。
なにしろ、はじめて出会うお菓子、いままで口にしたこともないわけですから・・・。
でも、なかなかどうして、これがおいしくて、びっくり!
お砂糖を控えめにし、ヨーグルトを多めに使うことで、さっぱりとした味わいに。
フルーツは、少し酸味のあるものがヨーグルトの生地と相性がよいようです。
彩りの美しいブルーベリーとアプリコットを使うことにしました。
最終試作が届いたのは展示オープン前日、チェコの事情通の方々にも試食をお願いしました。
大皿に盛り付けたターチュを見て・・・「そうそう、こんな感じ!」
ひと口、ほおばって・・・「う~ん、懐かしい! この味、まさにそのもの!」
チェコセンターの代表、高嶺エヴァさんの太鼓判をいただいて、ホッとしました。
エヴァさんのお話では、「ターチュ」というのはチェコの東部の方の呼び名で、地方によっては違う名前を使うところもあるとか。
人が集まると出てくる「ターチュ」は、レシピも地方や各家庭でそれぞれの伝統があり、まさに故郷のお母さんの味、なのだそうです。
会期中は、展示関連のトークイベントも開催されますので、こちらもお楽しみに!
*クヴィエタ・パツォウスカー展 関連トークイベント
「チェコの文化と子どもの本の魅力」
4/20(日)15:00~16:30(要申込 3/20より受付開始)
お話:三浦太郎(絵本作家)、高嶺エヴァ(チェコセンター代表)
http://www.chihiro.jp/tokyo/event/
(T.M)
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