草むらの少年
今日は、開催中の「いわさきちひろ 子どものしあわせ-12年の軌跡」に出展中の作品「草むらの少年」をご紹介します。
雑誌「子どものしあわせ」1971年5月号の表紙として描かれたこの少年は、同年に描いた絵本『ことりのくるひ』に登場する少年のイメージと重なります。
ちひろはこの作品を額に入れてアトリエに飾っていましたが、ある日訪ねてきた親しい友人に贈りました。その後、約半世紀を経て開催された本展を機に、所蔵者からちひろ美術館に寄贈されました。
展示室に並ぶ『ことりのくるひ』と「子どものしあわせ」の作品群を自由に横断するような、この作品の少年は、ちひろが幼い日の息子の姿を重ねたのかもしれません。ぜひご覧になってみてください。
この作品の紹介は、美術館だより
ちひろ美術館・東京 No.210/安曇野ちひろ美術館 No.103
に詳しく掲載されています。WEBからもご覧になれます。
https://chihiro.jp/tokyo/newsletter/
◆いわさきちひろ 子どものしあわせ-12年の軌跡
2020年10月11日(日)まで開催中です。
(K.R.)
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