6/25(土)・6/26(日) 「親子でつくろう!子ども椅子」ワークショップ

現在開催中の「こどもの椅子」展の関連イベントとして、
出品作家を講師に「親子でつくろう!子ども椅子」を開催しました。
6月25日(土)、26日(日)の2日間、小学生の親子、
あるいは祖父母とお孫さん、兄弟など、あわせて19組43名の方が参加しました。

25日は、山形英三さんの指導のもと、四角いスツールの木枠に
ペーパーコードのひもを編みこんで、座編み椅子をつくりました。


①編み始め。最初のひもの巻き方や、木枠にくぐらせる順番を間違えないように、
山形さん(写真中央)の手元に注目です。


②パターンを覚えるまでは大人でも大変、集中しないと
編みこんでいく方向を見失いそうです。マンツーマンで丁寧に教えてもらいました。


③ひもを引っ張る力が一定(同じ人)でないと、座面がきれいに仕上がりません。
編み手は子ども中心で、みんながんばりました。


④いよいよ編み終わり。ひもの最後の結び方を教えてもらって完成です。
編み手によって座面の貼り具合もちがいます。
それぞれに、座り心地を確かめていました。

26日は、須藤崇文さんによるプチスツールづくり。
金槌や木槌、ノコギリを使って、脚と座面のパーツを組み上げていく作業です。


①最初に、須藤さん(写真右端)から今日の作業手順とあわせて、
木の性質や工具の使い方を教わりました。


②座面の板に脚を差し込んだら、脚が抜けないように、
上から金槌で木のクサビを打ち込みます。


③脚を一定の高さにそろえるために、ガイドをあてて
慎重にノコギリで水平に切り落としていきます。


④外で天然のオイルを塗り、布で拭きあげて仕上げです。
この作業の前後に、座面の裏に焼きゴテを使って名前や日付を入れました。
なかには似顔絵を描いた子もいて、世界にひとつだけのオリジナル椅子が完成!

日頃、工具を使い慣れていないこともあって、
あちらこちらで親子で奮闘する姿が見られました。
最初は恐る恐るだった子が、最後にはノコギリをしっかりと扱えるようになったりして、
その誇らしく変わっていくようすがとても印象的でした。

ワークショップ終了後、こうした親子参加型のワークショップを
また開催してほしいという声が寄せられました。
機会があれば、いろいろと企画していきたいと思います。
参加者のみなさま、本当にありがとうございました。 (M.Y)