「ちひろ美術館セレクション 2010→2021 日本の絵本展」出展絵本のご紹介⑮

『ふしぎなともだち』

田島征彦・作 くもん出版 2014年刊

島に引っ越してきたゆうすけは、小学校で自閉症をもつ同級生・やっくんと出会い、ともに大人になっていきます。淡路島に移住した田島は、障害のある子もない子もともに教育を受け、働いていることを知り、本作に取り組みます。竹紙に型絵染で描かれることで、島の豊かな自然やそこに暮らす人々の素朴な魅力が表現されています。

ちひろ美術館・東京にて開催中の「ちひろ美術館セレクション 2010→2021 日本の絵本展」。2010年代以後を象徴する日本の絵本30冊が一堂に会する本展にあわせて、出展絵本を会期中毎週ご紹介していきます(作家五十音順)。展覧会とあわせて、ご覧ください。

◆2023年10月7日(土)~2024年1月14日(日)
ちひろ美術館セレクション 2010→2021 日本の絵本展
いわさきちひろ やさしさと美しさと