ちひろ美術館スタッフ「お気に入りの作品」⑱

ちひろ美術館(東京・安曇野)から、おうちでも美術館を楽しんでいただける情報を発信しています。
約9,500点あるいわさきちひろの作品のなかから、ちひろ美術館のスタッフが、ひとりひとり「お気に入りの作品」を1点選び、作品への想いをリレー形式で語ります。

【ちひろ美術館スタッフ「お気に入りの作品」⑱】

いわさきちひろ 入道雲 1973年

真っ青な空に、もくもくと見事な入道雲。この絵の空は、小学校の終業式(明日から夏休み!)の帰り道や、朝から晩まで泳いだ海、大きな仕事が一段落した休日のピクニック、旅先で昼からカンパイ……といった、私にとっての“最高の瞬間”の空と似ていて、見ると幸せな気持ちになります。幸せな思い出は、元気の源。どんなときでも、その時々の小さな幸せを見つけて、味わっていけたらなと思います。(M.M.

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次回は、ちひろ美術館・東京で学芸を担当しているU.T.さん。
ちひろが描く「花と子ども」の作品のなかでも、とくに人気のある1点です。どうぞお楽しみに。

次回も、ちひろ美術館・東京ブログよりお届けします。