夕暮れミュージアム

安曇野アートライン推進協議会「夜のミュージアム」関連企画

安曇野ちひろ美術館では、8月25日(土)、夜の9時まで開館する「夕暮れミュージアム」を開催しました。日中とは違った表情の「夜の美術館」を楽しんでもらおうと、年に1度、夏の終わりに開催している恒例の催しです。

開館15周年の今年は、“ピアニカ王子のマジックと音楽で奏でるいのちのコンサート”を開催。近隣の親子連れを中心に、約80名が参加しました。出演は、ピアニカ王子こと大友剛さん。第一部では、トランプやセロファンを使ったマジックを披露。抱腹絶倒、愉快なマジックと軽妙なトーク、観客との楽しい掛け合いで、会場は大いに盛り上がります。
第二部では、ピアニカと風船、ポンプをチューブでつないだ創作楽器”バルーニカ”が登場。そのユーモラスな形に子どもたちは興味深々。大友さんがバグパイプを思わせる音色の”バルーニカ”とピアニカを同時に操り、「キラキラ星」を奏でると、会場からは歓声が起こりました。

コンサート終盤には、スクリーンに映し出されたちひろの作品とともに、「夕焼け小焼け」「ふるさと」をピアノで演奏。郷愁を誘う美しいメロディーが会場に響きました。

ライトアップされた夜の中庭では、「夏の夜のおはなしの会」を開催しました。お化けがテーマのちょっと怖い絵本の読み聞かせに、子どもたちは少し緊張した面持ちで聞き入っていました。

掲載 夏のよのおはなしの会.JPG

 安曇野ちひろ公園では、「安曇野まほらランタンによるイルミネーション」を 開催。松川村の保育園児約200人の絵が、サラダ油の廃油を使ったエコランタンのやさし光を通して浮かび上がり、安曇野の夏の宵を彩りました。

(船本裕子)