福井県「ちひろの生まれた家」記念館にて「ピエゾグラフ展 ちひろの雪だより」を開催中
「ちひろの生まれた家」記念館(福井県)では、12月8日(金)より「いわさきちひろ 生誕地・武生 ピエゾグラフ展 ちひろの雪だより」を開催中です(~2024年3月4日(月))。
1918年12月15日、いわさきちひろは、雪の降る武生(福井県)の地に生まれました。
信州生まれの両親をもつちひろは、女学生のころよりスキーを得意とし、冬にはよく雪山へ行っていました。また信州北端の黒姫に構えた山荘を、冬は「雪雫亭(せっかてい)」*と呼び、窓辺の雪景色を眺めながら制作をすることもありました。
絵本やカレンダー、雑誌の表紙など、ちひろの作品には雪を描いたものも少なくありません。雪に親しんできたからか、ちひろは、きらきらと輝く雪の結晶やしっとりと水気を含んだぼたん雪、雪原を舞うパウダースノーなど、雪を多彩に描き分けています。
本展では、ちひろの雪の表現に焦点を当て、絵本『つるのおんがえし』や『おにたのぼうし』、『ゆきのひのたんじょうび』などを紹介します。
ちひろが描いたさまざまな雪の表情をお楽しみください。
*「雫(しずく)」という字に「カ」という音はありませんが、ちひろはあえてこのように呼んでいました。
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