2022年支援会員証 投票メッセージのご紹介

今年の支援会員証は、昨年に続き、支援会員のみなさまの投票により作品が選ばれました。
1位となった「かごめかごめ」をはじめ、それぞれの作品に投票とともに寄せられたメッセージの一部を、ここでご紹介します(順不同)。

「かごめかごめ」1958-60年頃

・子どもたちが楽しそうにみんなで遊んでいるから(十亀有紀さま)

・初めて見る絵柄だから(笹沼啓子さま)

・コロナ禍で、手をつなぐことすら、憚れる昨今。早く元の日常が戻りますように。また、みんな手を取り合って、乗り切っていきましょう。という気持ちもこめて(相澤裕子さま)

・子どもたちが遊んでいる様子がいきいきとして気持ちが和みます。小さな幸せを感じます(匿名希望)

・子どもたちが大きな声で思いっきり遊べる日が一日も早くきますように、そんな思いで選びました(小田悦子さま)

・誰もが親しんできたわらべうたと、何といっても子どもたちの「輪」がいい(橋村孝子さま)

・横長のカードには、やはり横長の絵が合います。全面に色の付いたきれいなカードが久しぶりにいいと思いました(佐藤卓さま)

・コロナ禍が続き、子どもたちが集まって遊ぶことができなくなり、再び、こんな情景が見られる日を願って選びました(澤良世さま)

・絵柄がみたことない。にぎやかそうな絵だなと
(田中美恵子さま)

・子どもも大人も、前のように集団で思いっきり楽しめる場づくりが復活するように、微かな願いと希望を胸に抱き、『かごめかごめ』を選びます(九条平継さま)

・今の子どもたち、この遊びを知っているかしら。歌えるかしら。と思ったことが大きな理由です。手をつないで丸くなり、オニの周りを歌いながらぐるぐる回る、素朴な遊びの姿を知ってほしくて選びました(栗原真知子さま)

・なつかしい風景の思い出と、今、小さな子どもたちに教えて、伝えていきたい(川端弘子さま)

・輪になってみんなで「かごめかごめ」♪愛らしく輝く瞳、笑い声が伝わって来るようです(中川薫さま)

・新型コロナウイルスの感染拡大によって、私たちの生活は大きく変わりました。でもそのなかで、人と人とのつながりの大切さを、改めて実感することもできました。この絵は、手と手をつないだぬくもりを思い出させてくれます。こんな光景が当たり前の日々が早く訪れますように……(伊藤利香さま)

・子どもたちの服の色合いが好きです(寺田えり子さま)

・たくさんの子どもたちの表情を見たい。グリーンは成長を表す色なので(渡部恵子さま)

・最近はこのような風景は見ることがなくなった。子どもはこのような遊びを通じて「仲間」になるのでは。残念な事件も、このようなつながりがなくなったから、おこりやすくなったのでは?(匿名希望)

・色あいがすきなのと、子どもたちが手をつないで輪になっているようすがほほえましい作品だから(川添さやかさま)

・とても懐かしい作品です(芳賀勝子さま)

・ちひろさんが大切に大事に考えていらした子どもたちの自然な日常の姿、笑顔と平和の心、人と人とのコミュニケーションが普通にとれる日々を望みます。「かごめかごめ」のように手と手をつなぎ安全と安心が感じられる絵が好きです(武川雅和さま)

・大勢で遊ぶ姿がとても楽しそうで、声が聞こえてくるようです(手塚公久さま)

・2022年はこんな風にワイワイできる世の中になってると良いなぁ。「人とのつながり」みたいな図を心の奥底で求めているのかもしれない……(匿名希望)

・やっぱり子どもたちがあそんでいる作品がいいですね(髙山和子さま)

「かごめかごめ」には、上記とあわせ、高橋博之さまほか大勢のみなさまよりご投票いただきました。

絵本『雪の日の誕生日』より

いわさきちひろ 赤い毛糸帽の女の子 1972年

・赤い帽子が可愛らしいのと、笑顔に癒されるので選びました(近藤美紀さま)

・可愛い、かわいい絵で見ているだけで気持ちがあたたかくほっこりします(前田直美さま)

・雪の中で赤い手袋、赤い帽子がかわいい女の子。雪の中、寒そうでもありますが、なぜかあたたかそうにも見える女の子の表情が大好きです(田島貴代子さま)

・ちひろさんが描く女の子を見ていると、自分の娘達の幼少期を思い出し、つい感傷に浸ってしまうのです。あぁ、年を取ったなあ(藤代誠一さま)

・何ともいえず愛らしい(匿名希望)

いわさきちひろ ぶどうを持つ少女 1973年

・ぶどうを持つ少女といわさきちひろカレンダーは、ダイニングテーブル正面の壁にならんであります。安曇野ちひろ美術館誕生から24年、少女は素晴らしいアスリートになり、日本で世界で大活躍しています。手に持っているぶどうがトロフィーに見えてきます。そんな楽しい夢を見ることができたらといつも心から思っています(太刀川久夫さま)

・帽子とぶどうの赤紫色があたたかみを感じます。ぶどうの香りをかぎながら未来を見ている少女の目がとても印象的です。先を想うことが難しい状況ですが、”きっと大丈夫”と思わせてくれます(小林律子さま)

・ちひろさんらしい絵 (丸山釣さま)

・娘が小さいころ、「ぶどうを持つ少女」の絵がプリントされたTシャツを好んで着ていました。娘は現在35歳、2児の母親になりました(菊地則好さま)

・幼いころ、おばあちゃんの田舎の山にぶどう狩りに行ったことがある。楽しかった思い出があり、ぶどうは一番好きな果物。そのころの記憶がよみがえるから、この「ぶどうを持つ少女」が好き。ぶどう色の帽子をかぶった少女の横顔がちょっとおしゃまな感じがして愛らしい(ぎんか さま)

いわさきちひろ おつむてんてん 1971年

・「ほら、できたでしょ?」と言いたげな、こちらを真っすぐ見つめる目と頭のてっぺんまではまだ届かない短い手と、ふんわりとした優しい雰囲気が私を虜にしました(濱野恵子さま)

・2月に母が亡くなりました。この絵は、私であり、妹であり、妹の2人の子どもでもあるそうです。この年の子みんなの仕草であり、表情なのだそうです(匿名希望)

・おすわりができるようになり、お母さんの歌にあわせておつむてんてんをするかわいい赤ちゃんに笑みがこぼれて幸せな心持ちになります(匿名希望)

・この絵を見ると子どもが幼い頃、そして今は孫の姿が重なり、ほっとして安らぎあたたかい気持ちになります。子どもみんないつまでもこの笑顔を忘れずに育ってほしいと思います(匿名希望)

・子どもたちの笑顔、しぐさは本当に可愛いです。なかでも幼な子は特別で、この絵を見るのが好きです。無垢な赤ちゃんのようす、表情は自然と顔が綻び心が癒されるものですね(匿名希望)

・この作品を見ているといやされて心が豊かになります。かわいいです!!(田口弘美さま)

・孫が誕生し、幼な子のかわいさひとしおです。しぐさが似ていてうれしくなりました(木髙道子さま)

いわさきちひろ 秋の花と子どもたち 1965年

・秋の草花を前に、子どもたちがゆったりすごしている風景が、コロナ禍のあとの解放感を来たる年に期待したくて(松浦泰二さま)

・子どもたちのおしゃべりが聞こえてくるかのような動きを感じる絵だと思いました。秋の花の色あいも素敵です(佐伯智子さま)

・妻の一推しです。子どもたちは何の話をしてるのかな?(伊藤幸一さま)

・草花がいい(吉田勝彦さま)

いわさきちひろ 本を読んでもらうあかちゃん 1967年

・昨今の幼い人達を取りまく状況の厳しさを思うとき、まず、その生命を育てる母や周囲の方々のことは勿論ですが、幼い人の魂を育み、見つめ、守ることの大切さをひしと感じます。心の奥の一番深いところに、「おはなし」の世界と、イメージを養うことが、また、本に親しむこと、優しい声に耳を傾けることの大切さを伝えた絵として、この一枚を選びました(浦西陽子さま)

・私も赤ちゃんに本をよんでいるので選びました(星祐樹さま)

・赤ちゃんとお母さんの表情から何かお話しているような声が聞こえてきます。絵本のなかの一点を見ている視線が同じで、二人のあったかい雰囲気が伝わってきます。この赤ちゃんは愛情いっぱいに育ち、大人になった時もきっとやさしい心を持つと思います!(早瀬紀子さま)

・おかあさんとあかちゃんが、ちひろさんの絵のなかで好きなテーマ(栃木勲さま)

いわさきちひろ 夜の国で青い鳥をつかまえるチルチルとミチル『あおいとり』(講談社)より 1969年

・青い鳥と色とりどりの花、いわさきちひろらしい夢のある絵だから(椎木郁子さま)

・コロナが落ちついて、また今までの生活にもどっていけるようにとの願いを青い鳥にこめて!(坂田佳美さま)

・今までの会員証の絵柄で青色が中心のものがないな~と思ったので(匿名希望)

いわさきちひろ りんごと天使 1964年

・かわいい(匿名希望)

・りんごは長野でも産地がたくさんあり、天使はなにか良いことがありそうな感じがしました。2022年の会員証として一年間お守りのように見ることが出来たらいいな……と思いました(里見裕子さま)

「りんごと天使」は、上記とあわせ、竹下景子さまからもご投票いただきました。

いわさきちひろ 緑の風のなかの少女 1972年

・さわやかな、風に吹かれている少女のまなざしが、何か訴えているようでひきよせられます(宗本哲司さま)

・憧れの少女像です。短い髪で近所の男の子たちと駆け回っていましたので(匿名希望)

・一所懸命にあそんでいる少女のひとコマでとてもさわやかさを感じる素敵な絵だと思います(鈴木武さま)

いわさきちひろ はなぐるま 1967年

・きれいな花がいっぱいで心がウキウキするので(山本朋子さま)

・四季折々の花々に年間を通して見ているだけでも心がホッとする様な気がします。そこに男の子と女の子がそれぞれに良い表情をしている様にも拝見することができる(菊地淳一さま)

いわさきちひろ 緑の幻想 1972年

・緑は、これからの毎日がいきいき過ごすことができるように感じる色です。2021年会員証もとても素敵で、大好きでした。カード入れに見つけるたびに、安曇野までうかがったことを思い出しました(松島惠子さま)

・自然との共生の大切さが、この絵の情景に写しだされていると思い選びました。この世界が未来も現実であって欲しいと願います(匿名希望)

・東山魁夷さんへのオマージュのような、幻想的でユーモラスな白い馬がかわいいので(菊池恩恵さま)

いわさきちひろ わらびを持つ少女『あかまんまとうげ』(童心社)より 1972年

・この作品の女の子が愛おしくて、玄関近くに絵を飾っています。家を出るとき、帰ってきたとき、「いってきます」「ただいま」と女の子に言っています。大好きな作品です(田村恵子さま)

・やさしい色なのでいつもお財布に入れておきたいと思いました(匿名希望)

いわさきちひろ あごに手をおく少女 1970年

・モノトーンの作品が手元にあることによって、「美術館にて色彩豊かな作品に会いたい」と思うきっかけになると思ったから(古橋叔枝さま)

・モノトーンで、季節に関係なく、内面を感じさせると同時に視線の先の何かへの関心に魅力を感じて(尾﨑由美子さま)

 

ご自身やご家族との大切な思い出、そして、子どもたちがのびのびと、安心して過ごせる日を待ち望む、そんな思いが込められたメッセージがたくさん寄せられました。

ご投票くださったみなさま、本当にありがとうございました。

〈支援会制度について詳しくはこちら〉