今日は「国際子どもの本の日」アンデルセン生誕220年

本日4月2日は、「国際子どもの本の日」。
子どもたちひとりひとりに本を手渡し、読書のよろこびと平和を希求する心を伝える日です。

国際児童図書評議会(IBBY)は、デンマークの童話作家・アンデルセンの誕生日にちなみ、今日4月2日を「国際子どもの本の日」と定めました。「にんぎょひめ」「雪の女王」「おやゆびひめ」「マッチ売りの少女」など、今なお世界中で広く知られる童話の数々を生み出したアンデルセンは、今年生誕220年を迎えます。

いわさきちひろは、アンデルセンについて、こんなことばを残しました。

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いわさきちひろ 花のなかのおやゆび姫『おはなしアンデルセン』(童心社)より 1965年

百年もの年代の差をこえて、わたしの心に、かわらないうつくしさをなげかけてくれるアンデルセン――むかしふうの文章なのだけれど、その中にいまの社会につうじる、同じ庶民の悲しさをうたいあげているこの作家に、わたしは、ずいぶん学ぶことが多い。アンデルセンの童話のもっている夢が、たいへんリアルであるということが、現代のわたしたちの心にもつうじるのであろう。
およばずながら、わたしも長い生命を持った、童画家でありたいと思う。
いわさきちひろ 1964年

ちひろ美術館・東京では、アンデルセン生誕220年を記念して、5/16(金)~「ちひろと見つめるアンデルセン」を開催いたします。どうぞご期待ください。

初夏の展覧会:5/16(金)~7/21(日)
ちひろと見つめるアンデルセン
〈同時開催〉ヒロシマ🍅トマト 司修展

開催中の展覧会:~5/11(日)
ちひろのアルバム
<同時開催>西巻茅子 はじめての絵本『ボタンのくに』そして『わたしのワンピース』