【日時】 | |
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【会場】 | ちひろ美術館・東京 |
【対象】 | 一般 |
【定員】 | 60名 |
【参加費】 | 支援会員:無料 一般:600円(入館料別) |
【申し込み】 | 2018年7月25日(水)10時より受付開始 |
【講師】 | 佐賀県立美術館学芸員 野中耕介 |
ちひろが初めて本格的な絵の手ほどきを受けた、岡田三郎助の「女子洋画研究所」。
ちひろはここで14歳から油絵とデッサンを学び始め、2年後、岡田が顧問を務める朱葉会に入選するなど、早くから才覚を表しました。多感な若い時期に岡田のアトリエでさまざまな美術資料や書籍などを目にしたことは、ちひろに少なくない影響を与えています。
この度、岡田の出身地である佐賀県立美術館の野中耕介学芸員に、当時のアトリエの様子、女子美術教育にかける岡田の熱意、そしていわさきちひろが受けた影響などをたっぷりとお話しいただきます。
講演会後は、小休憩をはさんで、ちひろ美術館の2017年度の活動報告・交流会を行います。
※なお、同日に開催する「支援会員の日 2017年度報告・交流会」にご参加を希望の方は別途こちらからお申込みください。
野中耕介(のなか・こうすけ)
佐賀県佐賀市生まれ 。中学校の美術教師を経て 1996年より佐賀県立美術館に学芸員として勤務。県立美術館では近現代美術担当として、佐賀県ゆかりの作家及び作品の調査研究、収集・保管・展示に携わる。
近年は近代の佐賀県内における美術教育者たち、及び美術教育史に関心があり、調査研究を進めている
岡田三郎助
佐賀県出身。明治から昭和初期の洋画壇で活躍。フランス留学のなかで、師であるラファエル・コランのもとで学ぶ女性たちの姿を目にしたことで、女性を対象とする洋画教育に注目するようになる。1902年、東京美術学校の教授に就任。1916年より女子美術学校でも教鞭をとり、1925年頃から目黒にあった自宅のアトリエに隣接して女子洋画研究所を開設していた。ちひろと同様に岡田から絵の指導を受けた女性画家として、有馬さとえ、三岸節子、森田元子、甲斐仁代、深沢紅子らがいた。
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