ちひろ美術館スタッフ「お気に入りの作品」①

臨時休館中のちひろ美術館(東京・安曇野)から、おうちで美術館を楽しんでいただける情報を発信しています。学校がお休みで、外出もできない期間に、美術の世界に少し触れてみませんか。
約9,500点あるいわさきちひろの作品のなかから、ちひろ美術館のスタッフが、ひとりひとり「お気に入りの作品」を1点選び、作品への想いをリレー形式で語ります。

【ちひろ美術館スタッフ「お気に入りの作品」①】

いわさきちひろ 兄弟 『母さんはおるす』(新日本出版社)より 1972年

「ぼくとよっちゃんだ!」
『母さんはおるす』表紙裏のこの絵を見て、当時4歳だった長男が目をまるくしていいました。自分と3つ年下の弟の姿そのものだと思ったのでしょう。そんな長男も20歳になりました。今もこの絵を見る度、あのころの息子たちの姿が重なり、胸のなかに甘い気持ちが広がります。そして、改めて、ちひろがどんなに子どもの幸せと平和を願っていたのかということに思い至ります。(M.H.)

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次回は、ちひろ美術館・東京での勤務を経て、現在は安曇野ちひろ美術館で学芸を担当しているM.Y.さん。安曇野ちひろ公園の池でも見頃を迎えている花を描いた作品です。
何の花か、分かるでしょうか?

次回は、安曇野ちひろ美術館ブログよりお届けします。