ちひろ美術館スタッフ「お気に入りの作品」⑫

臨時休館中のちひろ美術館(東京・安曇野)から、おうちで美術館を楽しんでいただける情報を発信しています。
約9,500点あるいわさきちひろの作品のなかから、ちひろ美術館のスタッフが、ひとりひとり「お気に入りの作品」を1点選び、作品への想いをリレー形式で語ります。

【ちひろ美術館スタッフ「お気に入りの作品」⑫】

いわさきちひろ しゃぼん玉を吹く少女 1969年

この絵を見ると、幼いころの妹の姿を思い出す。お転婆だった妹は、小学校の制服を着たまま竹馬で歩き、そのまま塀にまたがると家の前を歩く人を観察していた。ふわふわした髪の毛、つんと上を向いた鼻、太陽の光と自然のなかで、周りの風景に溶け込んでしゃぼん玉をふいている姿が、あのころの妹にそっくりで、見るたびに懐かしくあたたかい気持ちになる。(Y.K.)

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次回は、安曇野ちひろ美術館で広報を担当しているH.M.さん。
「お気に入りの作品」に、動物好きにはたまらない一点を選びました。
次回は、安曇野ちひろ美術館ブログよりお届けします。