絵本でつなぐ「へいわ」のメッセージ:アンドレア・ペトルリック・フセイノヴィッチ(クロアチア)
戦争。私は戦争が大嫌い。そして子どもたちや、あらゆる人々の苦しみも。
私は自分の国で起きた1991年から1995年の独立戦争を覚えています。家を捨てて長い列に並ばなければならなかった、怯えて混乱した人々の光景。…くまのぬいぐるみをやっと持ち出し、泣いている子どもたち。スーツケースには、それを運ぶ人々の一生が詰まっていました。叫び声、恐怖、泣き声。…
私の望みは、自分が絵に描くような、戦争も、悲しみも、孤独もない、幸せと愛に満ちた、子どもたちが幸せに暮らせる世界に住みたいということです。…私は自分の人生を、子どものための芸術に捧げます。
アンドレア・ペトルリック・フセイノヴィッチ(クロアチア)、2025年
*全文は、展示室、ちひろ美術館公式サイトでお読みいただけます。

アンドレア・ペトルリック・フセイノヴィッチ(クロアチア)『いつか空のうえで』2001年 より
War. I hate war. And human suffering, especially the suffering of children and all people.
I remember the war in my country. 1991-1995 Independence war.
A picture of frightened and distraught people. Who had to leave their homes in long lines. … Crying children who barely managed to take their teddy bear. Suitcases that people carried, in which an entire life was stored. Scream, fear, cry. …
What I wish is to live for ever in the world drawn by myself, the world where there is no war, sadness, loneliness….. a world full of happiness and love. …
I dedicated my life to art for children.
Andrea Petrlik Huseinović(Croatia), 2025
―――――
◆絵本でつなぐ「へいわ」のメッセージ
戦後80年 ちひろと世界の絵本画家たち 絵本でつなぐ「へいわ」 の開催にあわせて、本展に寄せられた出品作家からのメッセージ、そして、広島で被爆した子どもたちのことばを、会期中、少しずつご紹介していきます。
◆開催中の展覧会:2025年7月26日(土)~10月26日(日)
戦後80年 ちひろと世界の絵本画家たち 絵本でつなぐ「へいわ」
SNS Menu