ちひろ美術館の椅子③ ララバイ

ちひろ美術館に「ララバイ」という名の椅子があります。
建築家・中村好文さんが、安曇野ちひろ美術館の開館(1997年)にあわせて手がけました。

「親子がいっしょに座って絵本を読んだりする姿、そして、ちひろ美術館そのものを象徴的に語るようなイメージを持った椅子をデザインしてみようと考えた」といいます。やわらかな手ざわりとともに、座面と背もたれはゆるやかな曲線を描き、ふたりで座ると自然に寄り添うように感じます。「ララバイ」(子守歌)と名づけられたこの椅子からは、静かで安らかな語らいが聞こえてくるかのようです。

▽ちひろ美術館・東京 開催中の展覧会
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