「ちひろ美術館セレクション 2010→2021 日本の絵本展」出展絵本のご紹介⑧
『とくんとくん』
片山令子・文 片山健・絵 福音館書店 2012年刊
ある日、もうすぐ壊される水族館へ行った少女。空っぽの水族館には、黒くて丸くて大きな目の男の子がいました。「とくんとくん」と名乗る不思議な男の子の正体は……?1997年に雑誌「おおきなポケット」に掲載された同名作品に加筆し、2012年に刊行されました。男の子の異質な雰囲気や少女の高揚感が、油彩によって幻想的に描かれています。
ちひろ美術館・東京にて開催中の「ちひろ美術館セレクション 2010→2021 日本の絵本展」。2010年代以後を象徴する日本の絵本30冊が一堂に会する本展にあわせて、出展絵本を会期中毎週ご紹介していきます(作家五十音順)。展覧会とあわせて、お楽しみください。
◆2023年10月7日(土)~2024年1月14日(日)
ちひろ美術館セレクション 2010→2021 日本の絵本展
いわさきちひろ やさしさと美しさと
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