光と色彩のアート「えほん ねぶた」が輝く!

秋雨とともに、急に秋めいてまいりました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

ちひろ美術館・東京では、ただいま「あべ弘士の動物王国展」を開催中です。
あべ弘士は、“行動展示”(*)の先駆けとして注目を集める
旭山動物園(北海道旭川市)で飼育員を25年間勤めた異色の経歴を持つ画家です。

* 行動展示:動物の特有の行動や生活を見せる展示

「あべ弘士」と聞くと、テレビ番組や舞台、アニメーション映画の原作となった、
絵本『あらしのよるに』(文・木村裕一 講談社 1994年)の絵を
思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%97%e3%81%ae%e3%82%88%e3%82%8b%e3%81%ab

本展では、『あらしのよるに』第一巻の原画をはじめ、
初期から近作までの絵本原画74点のほか、立体作品も紹介しています。

%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%9f%e3%83%b3%e3%82%b4%e3%83%88%e3%83%aa%e3%83%9f%e3%83%b3%e3%82%b0%e6%b8%88
羽音や鳴き声が聞こえてきそうなフラミンゴの群れ・・・
立体作品は、このほかにキリン3頭、オオカミ約100匹(!)も。

img_3028
オオカミたちを制作中のあべ弘士(安曇野ちひろ美術館にて)。

img_3029

img_3070

「ねぶた」は、青森県津軽地方に伝わる伝統的な祭りです。
本展では、あべが、祖父の故郷・青森県を訪れた際、
「ねぶた祭りの絵を描いてみたい」と願い、実現した作品4点もご覧になれます。
これらの作品には、画家の遠い故郷への恩返しの思いも込められているとか・・・。
%e3%81%ad%e3%81%b6%e3%81%9f%e3%83%88%e3%83%aa%e3%83%9f%e3%83%b3%e3%82%b0%e6%b8%88
あべが力強い線と鮮やかな色彩で描いた勇壮なトラ、舞い泳ぐクジラやアザラシなどが
暗闇の中で幻想的な輝きを放っています。

本展では、このほか、あべが北極圏を訪れた際の貴重なスケッチや
写真などの貴重な資料や、 あべ行きつけの飲食店の襖絵も紹介
(現在、お店には襖がない状態です・・・)。

あべ弘士が描く、動物たちの命の輝きを、ぜひ体感しにきてください!
(NY)

★「えほんねぶた」は、撮影できます。
★<大人特典> ドレスコード特典!
動物をモチーフにした服(動物のワンポイントやアニマル柄でもOK.)を
お召しの方は入館料が100円引(700円) になります!
※帽子、バッグ、靴、スカーフ等の小物以外です。
※ご同伴のお子さまの服は除きます。

★<子ども特典> 絵本持参特典!
あべ弘士さんの絵本を持って来館の方に、絵本カフェのりんごジュース
(ミニサイズ)を1杯プレゼント!
※1人1冊ずつお持ちください。
※当日中にお使いください。
※子ども=高校生以下。