館長・黒柳徹子からの緊急メッセージ「東日本大震災に寄せて」
東日本大震災に寄せて
今回の地震や津波により被災された皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
どんなにか大変なご苦労をされているかと思います。
そのような中、大人の皆さまにお願いがあります。
大人でさえ耐えがたい状況の下で、被害を体験したり見聞きしたりした子どもたちは今、非常に大きなストレスを抱えています。
たとえ平気であるかのように振る舞っていても、混乱し、苦しんでいるのです。
周りにいる子どもたちを抱きしめて、優しく声をかけてあげてください。
できるだけ子どもたちの話し相手、遊び相手になり、
早く日常の感覚を取り戻せるように、手助けをしてあげてください。
子どもたちへ
とてもこわい思いをしたでしょう。でも、もうだいじょうぶよ。
世界じゅうの人たちが、みなさんのことを心配して、手をさしのべようとしています。
みなさんが、つらい、かなしいと思うのは、自然なことです。
思っていることを、がまんしないで、まわりの人に話していいのよ。
みなさんがはやくいつもの生活にもどれるよう、お祈りしています。
愛をこめて。
黒柳徹子(ちひろ美術館・東京館長、安曇野ちひろ美術館名誉館長、ユニセフ親善大使)
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