3/30(月)おかえりなさい、ポニーとリトルジョー!

本日、彫刻作品「ポニーといるリトル・ジョー」が、一ヵ月ぶりに帰ってきました!

これまでちひろ美術館・東京のショップの外に立ち、
来館者を見守ってくれていたリトル・ジョー。
台座の経年劣化と彫刻の汚れが目立つようになったため、
2月に撤去し、作家の中野滋先生に修復を依頼しました。
そしてこの機会に、設置場所を中庭に移すことになりました。

これはコンクリートの基礎。木枠をはずしたところです。

新しい台座は、銅製でステンレス枠がついています。もう錆びません。
右の男性が、中野滋先生です。慎重に、慎重に彫刻を吊り、位置をあわせていきます。

突然グラインダーで台座の角を削りはじめた中野先生。

中野先生いわく、ブロンズは年月を経て大変味わい深い色になっているとか。
いよいよ作品のベール(本当はサラシです)が外されます!ドキドキ!

実は、このポニーには、モデルとなった馬がいたそうです。
「でも、そのポニーはもう死んじゃったんだよ……」と中野先生。
皮製の手綱をポニーに取り付け、ジョーの手に持たせるその姿は、まるで父親のよう。

中野先生と、設置をしてくださった彫刻専門の美術梱包ヒグチの樋口さん。

なんと中野先生は、小さいお子さんならポニーに乗ってもよいですよ、
と許可してくださいました。
来館の記念に、ぜひ中庭の「ポニーといるリトル・ジョー」に会いに来てください!

注:ただし、あくまでも作品であることをお忘れなく。遊具ではありませんので、
付き添いの大人の方、そのあたりのケアをよろしくお願いいたします。

(施設担当:N)