8/10 こどもワークショップ 再生紙でつくる壁飾り

夏休みのこどもワークショップ第三弾は、造形作家・森友見子さんによる「再生紙でつくる壁飾り」。
講師の森さんが言います。
「みんな再生紙って知ってる? 使い終わっていらなくなった紙を使って、壁に飾る作品を作ります。
今日は何もないところから、まず材料にする紙粘土みたいなものをつくることから始めます」

何もないところから作品をつくる? 紙で材料を作るってどうするのかな?
小学校1年生から6年生までの30人と、お兄さんやお姉さんについてきた小さいお友達2人も加わって、
総勢32人の可愛い真剣な眼差しが先生を見つめます。

まず、水でふやかした色とりどりの紙を、素材別・色別にみんなで手分けして小さくちぎっていきます。
それを用意したミキサーに入れて、水を足して、スイッチオン!
紙はあっという間にドロドロの液体になります。
それをガーゼを敷いたザルにあけて軽く絞るとふにゃふにゃしたお団子みたい。
そこに糊を加えてよく混ぜたら紙粘土の出来上がり。みんなで9色の紙粘土を作りました。

さあ、これからが作品作りです。
白いペンキを塗ったベニヤ板の上にガーゼを敷いて、みんな思い思いの形に紙粘土を置いていきます。
ネコとチューリップ、クマ、おうち、顔、ハムスター、アイスクリーム、四葉のクローバー、星とイニシャル…。

「紙粘土が乾いてから、作品が折れたりしないように中に紐を入れてください。」
輪郭の内側に麻紐をぐるりと置いて、その上から紐が見えないように粘土をのせて、また形を整えて…。
紐の一部は作品の上部にも輪にして壁に引っ掛けるところも作ります。

途中の休憩を挟んで2時間半、それぞれに個性が光るステキな作品が出来上がりました。
最後に、全員の作品を中央のテーブルに持ち寄っての鑑賞会です。
自分の作品について、感想を述べてもらいました。
「私はスイカを作りました。黒いギザギザの模様が難しかったです。」
「ネコを作りました。工夫したのは目をブルーアイにしたところです。」
「ウサギの手と足の形が難しかった、粘土の中に紐を入れるのが大変だった」
「紙をちぎるのが面白かった」

あとは、おうちに帰って作品をよく乾かしたらホントの完成です。
みんな、タオルで粘土の水分を良く押しだしましたが、
濡れているうちは作品が崩れやすいので、平らにそーっとお持ち帰り下さいね。 (M.T)